【きなこ棒】原材料は?カロリーは?2商品の特徴を細かく比較!

先日「きなこねじり」について書きました。ほんのり甘くてしっとり歯応え、やめられない止まらないクセになるようなお菓子でした。

きなこねじりの記事はこちら▼

【きなこねじり】2商品の特徴を比較!何が違う?(三温糖 / 無添加)
私は2年ほど前に杜撰だった食生活を見直して以来、添加物、人工甘味料を使用した食品をなるべく避けて選んで買っています。とはいえ完全無添加は骨が折れるので、金額や買いやすさも含めた、トータルで自分に合ったバランスのいいものを探しています。 ...

今度は「きなこ棒」というお菓子を見つけました。似たような名前ですが、こっちはどういうお菓子なんでしょう?きな粉好きとしては気になっちゃいますよね?

今回も2メーカーの商品を買ってみて隅々まで観察してみました。この記事は以下のことがわかります。

  • 安全な食品に興味のある人は原材料が気になりますよね?▶︎使われてる材料の定義を再確認しています。
  • 美容に興味のある人はカロリーが気になりますよね?▶︎1個単位のカロリーを割り出しています。
  • 生活改善に興味のある人はコスパが気になりますよね?▶︎金額的な損得を計算しています。

私は全部がある程度気になっているバランス重視のタイプです。メーカーごとに特徴を広く探り、また比較をしながら「きなこ棒」という駄菓子を深堀りしていきたいと思います。

※リサーチ:23年7月

きなこ棒とは?

「きなこ棒」とはどういうお菓子でしょうか?

ズバリ水飴と砂糖をきな粉に練り上げた駄菓子。水飴の代わりにハチミツ、砂糖の代わりに黒糖などを使ったりもされてるようですね。要するに、きな粉と砂糖系の甘い材料を混ぜ合わせただけのシンプルなお菓子。

昔から大衆に広く親しまれてきて、昭和レトロな雰囲気を持っています。つまようじに刺した状態で駄菓子屋さんに売られていたのを想像する人も多いのではないでしょうか?平たい箱にたくさん入った状態で売られていて、当たり付きでした。つまようじの先端が赤くなっていたら当たり。

駄菓子屋を見かけることは少なくなったかもしれませんが、ホームパーティーなどでも使えそうですね。今でも昔ながらの箱で販売されてるメーカーもあります。

<西島製菓「棒きなこ当」商品紹介 ※箱入りの当たり付ききなこ棒>

「きなこねじり」との違い

先日紹介した「きなこねじり」との違いは何でしょうか?

決定的な違いは、油脂が入っているかどうか?という点。きなこねじりは「油脂あり」、きな粉棒は「油脂なし」です。紹介した「きなこねじり」にはこめ油が入っていました。

味の大きな違いは食感で、きなこねじりはチューイングキャンディーのようにニチッ、とした歯応えがあるというのに対し、きなこ棒は噛むと固めたきなこが崩れて溶けるように広がります。

※きなこねじりとの違いについては、説明が長くなりすぎたので別記事にすることにしました

2商品のパッケージ比較

今回比較するのは

  • 吉永製菓「オリゴ糖&蜂蜜入 きなこ棒」
  • 鈴ノ屋「大入り 昔なつかし きなこ棒」
※解説中では各商品のことを『吉永製菓』、『鈴ノ屋』と略します

吉永製菓「オリゴ糖&蜂蜜入 きなこ棒」

製造者・メーカー

製造者の「吉永製菓株式会社」。東京都足立区で昭和31年からやられてる老舗。「美味しさと健康」を重点課題として「味へのこだわり」をモットーにお菓子作りされてます。

無添加・激安・まとめ買いを掲げた商品ラインを展開されており、栗しぐれやチョコシュー、季節限定でチョコ棒カステラなどを、比較的大容量にして単価を下げて販売されています。

<吉永製菓ホームページ>

北海道産の甜菜(てんさい)糖を使用

お菓子に使われる砂糖というとサトウキビが原料のものが多いですが、北海道産の甜菜糖が使われています。甜菜とは砂糖大根とも呼ばれる、大根のような見た目をした植物。根を搾り煮詰めると砂糖がとれます。天然のオリゴ糖が含まれていて、上白糖などよりも自然な甘さなのが特徴です。

オリゴ糖入り

オリゴ糖とはなんでしょう?

糖はそれ以上加水分解されない「単糖」がいくつ結合しているかで分類さています。単糖が2〜10個ほど結合した糖を「オリゴ糖」とカテゴライズされているようです。

単糖類小糖類 (オリゴ糖)多糖類
  • ブドウ糖
  • 果糖
  • 砂糖
  • 乳糖
  • でんぷん

オリゴ糖の特徴はビフィズス菌を増やす作用があり、メリットは [ 整腸 比較的低カロリー ] 、デメリットは [ 過剰摂取による不調 甘みが少ない 比較的高価 ]などの特徴があるようです。

鈴ノ屋「大入り 昔なつかし きなこ棒」

製造者・メーカー

製造者は「株式会社鈴ノ屋」。東京都荒川区の南千住で2011年からやられてる若いメーカー。地域の活性化をキャッチフレーズに掲げて、伝統の食文化を後世に伝えるべく、きなこ棒専門で製造販売されているようです。荒川区の企業検索サイトを見ると地域の子供たちへ工場見学もされているようですね。ストリートビューで住所をたどって見てみましたが、とても工場には見えない現代的で素敵な外観でした。

<鈴ノ屋 紹介ページ (あらかわ産業NET)>

<鈴ノ屋 ストリートビュー>

荒川区を代表する駄菓子

パッケージに昔の都電のイラストが描かれています。あらかわ遊園にある「一球さん」という愛称の展示車両がモチーフでしょう。下町への愛着と地域性へのこだわりが垣間見れます。

「棒キナコ飴」という商品名で大箱に入った商品もリリースされてます。きなこ棒自体の競合は多いですが、大箱入りの商品はメーカーが限られてくるので貴重なメーカーでもあります。

<【amazon】 鈴ノ屋 「棒キナコ飴」>

加工黒糖を使用

『鈴ノ屋』きなこ棒には加工黒糖が使用されています。加工黒糖とは何か?その前に黒糖とは何か?

黒糖(純黒糖)とは、サトウキビの搾り汁をそのまま煮詰めて固めたものです。ミネラルやビタミンなどの栄養素が豊富に含まれていてオリゴ糖も含まれています。加工黒糖とは、純黒糖に他の原料が混ぜられたものを指します。原材料の表記がサトウキビだけの商品が純黒糖、他に記載がある商品が加工黒糖です。

食品表示ラベルの比較

吉永製菓 きなこ棒鈴ノ屋 きなこ棒

原材料

左:吉永製菓 / 右:鈴ノ屋

 吉永製菓鈴ノ屋
 
名称半生菓子菓子
原材料名きなこ(大豆を含む、国内製造)、オリゴ糖、水飴、甜菜糖、蜂蜜、食塩きな粉(大豆(国産))、水あめ、加工黒糖、ハチミツ、食塩

大きな違いは使っている砂糖の種類。『吉永製菓』には甜菜糖、『鈴ノ屋』は加工黒糖が使用されています。両商品とも添加物はなく、無添加食品です。

栄養成分・カロリー

 吉永製菓鈴ノ屋
 
基準となる量25本あたり47gあたり
エネルギー674 kcal186kcal
たんぱく質34.6g5.6g
脂質18.8g4.7g
炭水化物106.0g30.1g
食塩相当量0.4g0.08g

100gあたりに換算したのがこちら▼

 吉永製菓鈴ノ屋
エネルギー383 kcal396kcal
たんぱく質19.7g11.9g
脂質10.7g10.0g
炭水化物60.2g64.0g
食塩相当量0.23g0.17g

1本あたりに換算したのがこちら▼

 吉永製菓鈴ノ屋
エネルギー27 kcal21kcal
たんぱく質1.4g0.6g
脂質0.75g0.5g
炭水化物4.2g3.3g
食塩相当量0.02g0.01g

大きな差はたんぱく質の量。『吉永製菓』の方が高タンパクです。

内容量・コスパ

 吉永製菓鈴ノ屋
 
内容量25本50g(個包装込み)
価格(税込)¥289¥108
※購入価格につき購入店によって差が出ます
 

内容量の実測値がこちら▼

 吉永製菓鈴ノ屋
本数25本9本
内容量 1袋(実測)176g49g(個包装除く)
内容量 1本(実測)7g5g(個包装除く)

 

100g換算のコストがこちら▼

 吉永製菓鈴ノ屋
100gあたり¥164¥230
コスト比率0.711

コスパ計算すると割と差が見えました。『吉永製菓』の方がコスパは高いです。大容量で「激安まとめ買い」を掲げているので、看板に偽り無しといったところでしょうか。公式のオンラインショップで販売されている12パックは、1本単価はもっと下がります。

『鈴ノ屋』のこのシリーズは1本1本個別包装されていますので、その分のコストは乗ってきますね。携帯食やグループシェアに便利なのはこちらです。

賞味期限

 吉永製菓鈴ノ屋
 
賞味期限(刻印)23.8.523.10.19
購入日から予測した概算60日(HPに記載)4〜5ヶ月ほど

※購入日:23年6月

『吉永製菓』の方は「60日」とメーカーホームページに明記されていました。少し短めですが、原材料の表記も「半生菓子」とあります。半生菓子とは、生菓子と干菓子の中間で「水分10%以上30%以下」のお菓子で定義されています。

鈴ノ屋の方は「菓子」との表記だけです。要するに『吉永製菓』の方がしっとりしているということです。

実食比較

味の比較一覧

 吉永製菓鈴ノ屋
 
きな粉粗挽き細挽き
匂いきな粉感が強い野菜感が強い
甘さ砂糖系の甘みを感じるほとんど感じない
食感柔らかい、崩れる噛み応えあり
左:吉永製菓 / 右:鈴ノ屋

きな粉の粉砕度合いが違うようで、『吉永製菓』の方は粗挽きで粒子が大きいです。また、固められていない粉末状のきな粉がそのまま表面に付着していて粉末感が強いです。製造過程で固めた後にきな粉をまぶしていると思いますが、まぶした後にあまり振り落とさずパッケージしているのでしょう。パッケージのトレーの底にもきな粉が粉のままの状態で大量に入っていました。

『鈴ノ屋』の方は、棒の周りに付いたきな粉が少し固まって、棒のペーストにペッタリと張り付いたような感じになっています。

1本の大きさは『吉永製菓』の方がひとまわり大ぶりです。

匂い

『吉永製菓』の方はいわゆるきな粉の匂いが強めにします。派手な匂いというか、甘さを感じる匂い。きな粉が粗挽きの分、フワーっと広がりやすくなっているのでしょう。

『鈴ノ屋』の方は落ち着いた野菜系の匂いがします。原材料の大豆系の、少し生っぽい青っぽい匂い。昔ながらな感じがします。

甘さ

『吉永製菓』の方が舌に確かな甘みを感じます。優しい甘みですが砂糖を混ぜてあることを感じる、いわゆるスイーツ感は強めです。

『鈴ノ屋』は食材からくる甘みを利用しているといった感じ。大豆由来の食材本来の甘みの奥に、ほのかな黒糖のコクを感じます。

一般的なお菓子として考えると両方とも甘みは低いです。昨今の甘ったるいお菓子とは真逆路線の、きな粉の美味しさを引き立てるための甘み付けをされているのを感じます。

食感

『吉永製菓』は粒子感が強いです。ギュッと固まっておらず、噛むと口の中でポロポロと崩れます。滑らかに溶けていくような食感。

『鈴ノ屋』は粘り気があり、少し噛み応えがあります。歯に残る系のキャンディー感を感じます。

アレンジ(温めると)

両方ともゆるめに温めてみましたが、温めはアリだと思います。匂いが強くなり出来たて感も出るので、きな粉の風味をより感じることができます。

別記事で紹介のきなこねじりはの特徴は食感です。温めることで柔らかくなり食感が損なわれるのでオススメしませんでしたが、きなこ棒は食感よりもきな粉風味を楽しむのに向いています。きな粉を食べている、といった感じはきなこ棒の方が強いです。温めると風味が増し挽きたてのような調理みが出るので、そのままでも十分美味しいですが、温めると違う楽しみ方ができます。

注意!「粉が手に付く」

きなこ棒はポロポロと粉がすごく落ちます。粉の粒子も細かいので、こぼれると難儀します。従って食べる時にはお皿か敷物が必須です。手で摘んだ時にも指にしっかりときな粉が付着するので、パソコン作業中などのつまみ食いは注意が必要です。

販売店舗

『吉永製菓』の方はスーパーのサミット、『鈴ノ屋』の方はヨドバシカメラで購入。『鈴ノ屋』の方はアマゾンや楽天などのネット販売ですぐに見つかりました。

『吉永製菓』のこのタイプは、ネット販売ではあまり流通していないようです。実店舗メインに展開されてるのでしょうか?大量販売にはなりますが、公式サイトにオンラインショップがあります。

<【吉永製菓オンラインショップ】 きなこ棒 25本×12パック>

<【ヨドバシカメラ】鈴ノ屋「大入りきなこ棒」>

まとめ

それぞれの特徴のまとめです。

吉永製菓 きなこ棒鈴ノ屋 きなこ棒
  • 甜菜糖使用
  • やわらかい食感
  • 甘み多め
  • コスパ高め
  • 加工黒糖使用
  • 歯応えあり
  • 大豆由来のほのかな甘み
  • 個別包装

どちらも無添加、消費者に優しい食品だと思いますが、同じような商品でも食べ比べるとやはり個性がそれぞれにありますね。

甜菜糖の『吉永製菓』、加工黒糖の『鈴ノ屋』。無添加はおろか、甜菜糖や黒糖(加工黒糖)使用のお菓子もそれほど種類はないと思いますので、両方とも貴重な存在かと思います。もっともっとこういうお菓子が増えて欲しいものです。

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